マイド〜、トギーです!
『iPhone』や『iPad』の『Safari』で、特定のページだけが、真っ白になって読み込めないことがあります。
不思議なのは、同じサイトでも前後の記事は見られるのに、そのページだけダメなケースがある点です。
しかも『MacのSafari』や『iPhoneのChrome』では正常に表示されることが多い。
2025年現在、iOS 18以降でも同様の症状は確認できています。
本記事では、実例をもとに原因を特定する手順と、すぐにできる解決策、セキュリティを保ちながらの回避策までをまとめます。
結論から言うと、原因は『セキュリティアプリのコンテンツブロッカー』である可能性が高いです。

目次
現象の切り分け
まずは「端末側の問題か」「サイト側の問題か」を切り分けます。
- 他のブラウザで試す:『iPhone』に『Chrome』や『Edge』などをインストールし、同じURLが開けるか確認します。
- 他のデバイスで試す:『Mac』やご家族のスマートフォンなど、別の端末で表示できるか確認します。
- 第三者の環境で試す:友人や同僚に同じURLを開いてもらい、表示できるか確認します。
自分の『iPhone』や『iPad Pro』でのみ再現し、他環境では表示される場合は、端末固有の設定が原因の可能性が高いです。
原因は『ウイルスバスター』などのコンテンツブロッカー
『Safari』には拡張機能としてコンテンツブロッカーを設定できます。
広告や一部スクリプトを遮断して快適さや安全性を高める反面、必要な要素まで誤ってブロックし、ページ全体が真っ白になることがあります。
特に広告配信やトラッキング関連のコードが含まれるページで起きやすい傾向があります。
『iPhoneのChrome』で問題が起きないのは、ブロック機能が『Safari』専用だからです。
すぐに試せる基本の解決策
一度、コンテンツブロッカーを無効化して表示を確認します。
『設定』アプリを開き、一番下の『アプリ』をタップ
『Safari』をタップ

『機能拡張』をタップ

『Mobile Security(ウイルスバスター)』など該当アプリのスイッチをオフにする

『Safari』を再起動し、問題のページを再読み込みする
表示されるようになれば、原因はコンテンツブロッカーの可能性が高いです。

セキュリティを保ちながらの回避策
すべてオフにすると防御力が下がるため、以下の方法を優先しましょう。
『Safari』で問題のページを開く
アドレスバー左の『表示(四角に線)』マークをタップ

『コンテンツブロッカーをオフにする』をタップ

これで、一時的にページが見られるようになります。
他のページを見て戻ってきたら、再びブロックされます。
『Safari』で問題のページを開く
アドレスバー左の『表示(四角に線)』マークをタップ

『・・・』をタップ

『コンテンツブロッカーを使用』をオフにし、右上の『完了』をタップ

これで、ページが表示されます。
もし表示されない場合は、『Safari』を再起動してください。
信頼できるサイトのみ例外に設定することで、他サイトでは保護を維持できます。
(確認するには『設定』を開き、『アプリ』➡『Safari』➡『コンテンツブロッカー』で表示されます)

- セキュリティアプリを最新バージョンに更新する
- 更新後に一度端末を再起動して再確認する
それでも直らないときのチェックポイント
- 複数のブロック系アプリを同時に使っていないか確認する(例えばウイルスバスターとノートンなど)
- キャッシュのクリアや、問題アプリの再インストールも試す
予防策と注意点
- コンテンツブロッカーを完全にオフのままにしない
- 検証後はオンに戻すか、サイト単位の例外設定に切り替える
- 『Safari』の『コンテンツブロッカー』設定も見直す
まとめ
『Safari』で特定のページだけ真っ白になる場合、原因は『コンテンツブロッカー』であることが多いです。
まずはサイト単位の無効化で表示を回復させましょう。
安全性と利便性を両立させながら、状況に応じて設定を調整してください。
トギーの一言
原因が見えにくいときは、拡張機能を全部オフにして一つずつ戻すのが近道です。
『Chrome』で表示できるかの確認も有効です。
同じ症状に遭遇したら、この記事の手順で落ち着いて切り分けてみてください。
ブックマークやメモに残しておけば、再発時にもすぐ対応できます。